事故修理②

こんにちは!松澤です。

前回のゴミステーション改修工事の続きになります。

少し長くなりますが、既に工事は終わってるので一気に最後まで紹介します

解体を終え、まずは土台となる土間の路盤を作ります。土間の大きさで型枠を取り付け、路盤材を15センチ敷き、突き固めます。

写真はその作業の一番最後、平らにするためにプレートと言う振動機械を使って転圧してる所です。「転圧(てんあつ)」と言うのは、路盤材や土砂などを締固めて密度を高めるための作業の事です。方法はいろいろありますが、これをきちんと行わないと、後で施工した場所が沈下したり、部分的に陥没してしまう原因になります。土砂や路盤材を敷き均す工事や、アスファルト舗装なんかで良く使う言葉です。

今回の工事は、塀の様に深く掘って基礎を埋めると言う設計ではなく、土間コンクリートに壁を付けると言うものなので、凍害や沈下防止の為に断熱材として使うFP板と言う、ポリウレタン製の厚さ5センチの板材を底に敷いてます。写真はその後鉄筋を組んだ所です。

前回少し触れましたが、元の躯体は壁の鉄筋が簡単に土間から抜けてしまったため、今回はそういう事にならない様に、壁の鉄筋もこの時点で土間の鉄筋と絡ませて立ち上げます。

ここにコンクリートが入れば、どんな力が加わろうと鉄筋が抜けてしまう様な事にはなりません。

次に土間コンクリートを打設しました。まだ壁の鉄筋が見えてますが、解体時にはこの鉄筋が全く残りませんでした。そのため、衝突した部分の壁が大きく壊れてしまいました。

これは型枠取り付けの途中で、片側だけ付いた状態です。

等間隔に飛び出してる白い部品が付いた金物は「セパ」(セパレーターの略)と言う型枠用の部材で、決まった壁厚になる様、同じ幅で均一にコンパネを固定するためのもので、白いものはPコンと言う金物です。

今回の最後に投稿してる写真でも写ってますが、よく見るコンクリート打放しの重厚な建物やコンクリート製の塀などの壁面に、ほぼ必ず等間隔に残ってる直径3センチほどの丸い模様がありますが、アレはこのPコンの跡です。

セパにもいくつか種類があるのですが、Pコンを使うタイプじゃないものは、壁面に金具が残るため、そのままではすぐに錆びが出ます。最終的に塗装や左官等の仕上げがある基礎工事などでは気にしませんが、今回の様に打設したコンクリートをそのまま仕上げとして見せる場合、錆が出てしまうのは非常に良くないので、必ずPコンを使います。

型枠を取り付け、コンクリートを打設し、コンクリートが固まるまで数日養生して完成です。

最後にビフォーアフターを載せておきます。

元の状態と若干形状を変更してますが、ダストBOXも新調し、元通りになりました。改めて見るとゴミステーションとしてはかなり立派なものです。

万一同じような事故があったとしても、今度はそこまで大きく壊れる事は無いハズです。