こんにちは!松澤です。
すっかりご無沙汰してしまいましたが、今回から個人宅としては割と大がかりな外構工事を進めているので、工事前からどのように変わっていくか、随時紹介していきたいと思います。
まずは工事前の写真です。
住宅のリフォームに伴って、庭や駐車スペースも色々と改修します。
今回は左側に見えてる花壇の工事です。
現状の土留めに使用してる花壇用のブロックが並びが悪く倒れて来ています。ホームセンターで売られているのをよく見る商品で、一応鉄筋や鉄パイプ等を打ち込める穴も開いていますが、「土留め」と言うより「仕切り」に使うべきものなので、盛った土を押さえるなど高低差のある場所への設置には向いておらず、2段重ねると特に長持ちしません。
今回はこれを、こちらの土留めブロックに交換します。
L型の土留めで、10センチ程度埋まる様に掘削し、砕石や再生路盤材で平らな下地を作り、後は水気の少ないモルタル(バサモルと言います)を敷いて並べていくものです。
L字と言うのは、ブロックやコンクリート塀の断面と同じ構造で、この商品はそのミニチュア版みたいなものなので、埋めた土がそのまま重しとなって倒れにくいと言うシンプルな仕組みになっています。
L字型のコンクリート土留めは簡易的なものもホームセンターで売っていますが、厚さ3センチ程度の特に補強されてる形状でもないものは、土圧に耐えられず折れやすいので注意が必要です。
これは簡単な断面図ですが、この様なイメージです。
この土留めは、互いのズレ止めに頭に鉄筋が入る様になっています。この商品専用の鋼材もあるのですが、一本が短いので、当社で施工する時は同径の鉄筋を入れてモルタルで蓋をする様にして施工します。
まだ工事半ばなので少々雑然としていますが、花壇は完了です。
今回は花壇の土留めに使用しましたが、この土留めブロックは、お隣と高低差がある場合(おおよそ30センチ以内)に敷地境界へ塀の代わりに施工するなど、予算を押さえたい場合の選択肢としてもおすすめです。