ブロック工事の様子

こんにちは!松澤です。

今回は一般のお客様からの依頼ではない下請け業務で、そのブロック工事の様子を紹介します。

集合住宅の新築工事の一環で、物置&自転車置場の壁をブロックで作るのがうちの担当になります。

このブロックで積み上げた壁に、後日柱や梁をコンクリートで別業者が施工し、屋根が掛かって物置になります。

この物置が建つ範囲、約20m四方あるのですが、全てすっぽりとシートで覆われています。

今の時期はこうして仮設の上屋を掛けて暖を取らないと、少しでも水気のあるものはあっと言う間に凍ってしまい、重ねたブロックもくっついて離れなくなってしまったりと、とにかく火の気なしでは仕事になりません。

中ではジェットヒーターと言う、文字通りジェットエンジンの様な形状のハイパワーな暖房機器が6台フル稼働しています。この日の外気温は現場の温度計でマイナス9℃を示していましたが、中は10℃ほどで維持されていて、上着が要らないくらい温かかったです。

この写真のフックの付いた鉄筋が見えてる部分は、ブロックを積むのを忘れたのではありません。壁が積みあがってから、ここに型枠を取り付けて、コンクリートを流し込む事で、それが「柱」になります。

木造の建物で柱や梁を壁の後に作ると言うのはあり得ない話ですが、今回の様な「補強コンクリートブロック造」と言う建物の場合は順序が逆になります。(長くなってしまうので、詳細はまた今度)

積むブロックの高さや段取りは少々違いますが、職人にとっては塀工事と基本的にやる事は一緒です。ベテランの職人になると1日に200本以上積むこともあります。