社内研修

こんにちは!松澤です。

今年より、新たな試みが始まっております。

ありがたい事に、ここ数年で今はホントに貴重な若手の人材が増えて来て、今後も積極的に求人していく方針なので、今までこういう事は一切やってなかったのですが、冬季間の現場が忙しくない時期を無駄に過ごさない様に、基礎知識などを覚えてもらうために、若手社員を対象に小規模ながら社内研修を行っています。

1月から実施していて、今回は3回目、僕自身もこういう事は初めてなので、入社時にどういう事を知りたかったか、何が分からなかったかなど、気付けばもう20年も前になりますが、新人の頃を思い出しながら資料を作成したり、どういう順序で何から教えるか・・色々模索しながらやっております。

内容としては、普段当たり前に使ってる専門用語や工具の名称と用途、色んな計算の仕方、実際に現場に行ったときの安全注意事項や近隣への配慮など、現場で実際に役立つであろう知識やルールなんかを主に教えています。

墨出しや高さの計測など、手順や機材の使い方、インターロッキングの施工練習等、最終的には実習形式の事も予定しています。

研修にはこの様な資料を作って使用してるんですが、教科書や参考書の様にそれを見るだけで理解できるようなものは中々作れないので、とりあえずその回で教えたいワードや参考になりそうな画像などを羅列しておき、一つ一つ掘り下げて解説しながらやっています。

用語の他にも、面積や体積の計算なども改めて勉強してもらいました。4,5年生レベルの算数の問題なら解ける人は多いと思いますが、実際の現場仕様に問題を置き換えると、これが少しだけ難しくなります。

実際の工事でもよくある状況を問題にすると、例えば・・「長さ5.2m、高さ1.5m、幅15cmで施工した型枠にコンクリートを打設する時、コンクリートは何㎥必要でしょうか?」という様な問題になります。

答えは5.2×1.5×0.15=1.17㎥なのですが、この場合は一つだけ紛れてる単位の違う15cmというのが曲者で、これを「0.15m」に変換しないと正しい答えが出ません。

この辺の事もどうやって教えると分かりやすいか、苦慮しながらやってます。

本人たちの勉強が主目的ではありますが、入社してここまでどんな事を覚えて来たかなどの確認もできたり、人にものを教える事の難しさなど、僕自身にも収穫もあり、課題もあります。

最初は幾ら教えても覚えてくれなかったらどうしよう・・とか色々不安でしたが、今の所はみんな興味深々で聞いてくれて、やったことも確実に覚えてくれてるので、一安心です。

すっかり蔑ろにしてしまってる工事の紹介も近い内に投稿しますので、ご容赦ください。