位置出し作業

こんにちは!松澤です

今回は、建物を建てようとした時に一番と言っても良いほど重要な過程の一つである位置出し作業の様子です。

何処にどういう向きで建てるか、何もない場所でおおよそや目算で工事する訳に行きませんので、設計で決められた通りに施工するための指標になる作業です。

先日の投稿で単管打ち作業を紹介しましたが、その現場の基礎工事に取り掛かる為の準備になります。

前日からこの写真の様に丁張(ちょうはり)と言う、これから作る基礎の高さや通りを合わせる為の基準となる仮設物を建物の四隅に設置する作業を行っており、今日行っていたのは建物を支えるために地面に打ち込む「杭」の位置出しになります。

前回の単管打ち同様、凍った土が厄介です。この日の気温は前日からの予報どおり-8℃・・最低ではなく最高気温です。

どれだけ着込んでいても顔や指先など、痛さを感じる寒さです。

この様に杭打ちの目印となる様、ピンク色のリボンを巻いた鉄筋を所定の寸法通りに打ち込んでいくのですが、もう見ての通り凍ってガチガチなのでコンクリート用の穿孔ドリルで穴をあけてから打ちこんでいます。

丁張も本来は木杭を使って作るのですが、この地面に木が刺さるハズもないので、単管を打ち込んで、それに貫板(ぬきいた)を取り付けて作っています。

一般住宅の新築の場合、地域やその地盤などにもよりますが、苫小牧の場合は大体60~70本の杭を打つ事が多かったのですが、なんと今回は作るのが店舗だけあってその倍近い124本です。

通常は1日で丁張~杭の位置出しまで完了するのですが、さすがに2日がかりになりました。

杭打ちが終わったらいよいよ基礎の掘削作業になりますが、ドリルで穿孔してる感じでは軽く30センチ以上は凍った層になってしまっています。

掘削作業も一筋縄では行かなそうです。